セックス環境を充実させるためには?
■DVD“となりの寝室事情”視聴して その2

今回はDVD“となりの寝室事情”の第2巻と、第3巻の話題です。第2巻は、夫婦のコミュニケーションを高めるためには、夫婦体操・マッサージが必要だという内容です。
また会話の重要性も説いています。さらに出産後の膣のゆるみを改善するための骨盤底体操(ゲーゲル体操)を指導してDVDは終わります。
ところでケーゲル先生が、ケーゲル体操を、尿失禁とセックス両方に有効だと言ったのは、1940年代です。これは実に偉いことなのです。
このころは、アメリカではジョンウェインとかが西部劇をしていた時代で、セックスの際、夫は妻を喜ばせることが必要であるという意識は希薄でした。
妻にしても夫のためにケーゲル体操するなんて、とてもはしたない時代だったのです。
DVDでは、骨盤底筋を自覚するのに、排尿を止めようとする時に動く筋肉と説明されていましたが、最近は、骨盤底筋群を自覚するために排尿を止めることを、積極的には、勧めなくなくなっています。
排尿するときに常に骨盤底筋を締める癖がついてしまい、このため骨盤の痛みや、排尿困難などをうったえる患者さんがでてきたからです。
しかし1ヶ月に1回くらい骨盤底筋群体操の成果をみるために排尿を止めてみるくらいならばオーケーです。 どこを締めたらよいか分からない人は、代わりにまずはおならを止めてみてください。
実は、40歳をすぎると男も女もおならをがまんすることができない人が増えてきます。そしておならを止める自信がついたら、さらに、パートナーのペニスを締めるイメージで膣をしめると、さらに尿もれ予防と治療に効果があります。ちなみに骨盤底体操の仕方も書いておきます。
■骨盤底体操の仕方
1:まずは、姿勢を正して立つ。呼吸は自然に続けたまま、片手ずつ、お腹とお尻に手をあてる。
2:その姿勢のまま、身体に余計な力を入れずに、膣と肛門を軽くキュッと締めてみる。2〜3回繰り返し締めたり、ゆるめたりをしてみる。
3:今度は、ゆっくりした動きでギューッと締める。そしてゆっくり緩める。これを2〜3回繰り返します。
4:次は肛門や膣を締める意識にプラスして、骨盤底筋全体を身体の中に引き込むようにゆっくりグーッと持ち上げてみる。そしてゆっくり緩める。これも2〜3回繰り返す。
この動作を、予防なら1日1〜3セット、治療ならば1日3セット〜10セットくりかえします。
体操のポイントは、
1・周囲の筋肉の力を利用せず、骨盤底の筋肉のみで運動をすること。
2・ゆっくりはっきりメリハリ良く動かし、身体の中に引き込むように体操すること。
3・どんな体勢でも同じように体操ができるようさまざまな体勢で練習すること。
4・骨盤底筋体操を習慣化することです。
この運動はセックスだけではなく、すべての骨盤内の良性の病気の不快感を軽減してくれる効果があります。
出産後だけではなく、40歳以上のすべての女性に1日1セットはしてもらいたい運動です。
最後に第3巻は、EDの話題をたっぷりしていました。
ここで新鮮だったのは、前述の某お笑い芸人の2人が、泌尿器科に行って勃起補助薬を処方してもらうのが恥ずかしいと言っていたことです。“へー男性も、泌尿器科を受診するのが恥ずかしいんだ〜”と日本で300人しかいない“女”の泌尿器科医である私は、自分の意識と、一般男性の意識の違い感心したのでした。
EDぎみの男性のみなさん、現在日本では、勃起補助薬は、どの泌尿器科でも気軽に処方してくれます。(ちなみに当院にも、妻が夫のために持っていくための勃起補助薬の在庫がございます。)どこで処方してもらえるかわからなければ各薬剤メーカーのホームページにクリニックを紹介が乗っています。
欧米では、中高年夫婦が、セックスを楽しむために、勃起補助薬を分け合って飲む時代がやってきています。用法、用量さえ守れば勃起補助薬は、いまや安全な生活必需品になっています。
















『セックス環境を高めよう(セックス環境)』についてのコラム。その他、LCカラダ相談室に関しての記事もあります。みんなはどんな恋愛・Hしているの?知りたかったけど人には聞きにくいセクシャルな悩みや話題をご紹介。恋愛アンケートや恋愛心理テストなども。セックス環境についての記事です。