尿もれや頻尿で悩んでいませんか?骨盤底障害って?
■尿もれや頻尿で悩んでいませんか?
今回は、真面目に、私の専門領域である、骨盤底障害について書きたいと思います。膀胱、子宮、卵巣、直腸などを骨盤内臓器といいますが、これを支えているのが骨盤底という構造です。
この骨盤底は、筋肉と靭帯、筋膜などで構成されています。女性は、妊娠・出産のため、この筋肉と靭帯、筋膜が傷つきやすく、傷つくと尿失禁や、骨盤臓器脱といった骨盤底障害という病気になります。
これらの病気の特長は、多くは、出産後すぐ症状がでて、1年前後でその症状が軽快し、50歳前後になってから再び症状が悪化することです。しかし生まれつき骨盤底が弱く、出産前の若いうちから人知れず尿もれで悩んでいる人もいます。
筋肉と靭帯、筋膜の損傷が、骨盤底障害の原因ですから、治療は、筋肉の強化と靭帯や筋膜の補強ということになります。
■膣と肛門を引き締めて簡単エクササイズ

筋肉を鍛えるために行うのが骨盤底筋体操です。体操といっても、動かすのは体でなく、膣と肛門です。キュッと締めたり、緩めたりするだけです。
どんな場所、どんな状況でもよいので、お腹に力を入れずに、膣と肛門をキュッと締めたり、緩めたりを2〜3回繰り返す。さらにゆっくりした動きでギューと締めたり、緩めたりを2〜3回繰り返す。
最後に膣や肛門を締めるだけでなく、骨盤底全体を体の中に引き上げるように、ゆっくりグーッと持ち上げ、その状態を5秒ほど保つ。そしてゆっくり緩める。これも2〜3回繰り返す。以上を1日3セットから6セット繰り返します。
この体操は、咳やくしゃみで尿漏れする腹圧性尿失禁、急に強い尿意が出現して頻尿や尿漏れになる過活動膀胱、膣から骨盤内の臓器がでてくる骨盤臓器脱、下腹部痛が持続する慢性骨盤痛症候群、オルガズム障害や性交疼痛症などの女性性機能障害などほぼ全ての女性泌尿器科疾患に有効です。
腹圧性尿失禁に関しては、2〜3ヶ月続けていくうちに70%の人の症状が改善することがわかっています。現在は尿もれがない人も予防のために、ぜひ1日1セットは行ってほしい体操です。
■女性の下半身のトラブルには…
薬物療法もあります。塩酸クレンブチロール(商品名:スピロペント、アルハプロール、トニール)は、咳やくしゃみで尿もれする腹圧性尿失禁を治療薬です。塩酸プロピベリン(商品名:バップフォー)、塩酸オキシブチニン(商品名:ポラキス)、デトルシトール、ベシケア、ウリトス、ステーブラなどは、急に突然強い尿意が起こり、頻尿や、尿もれを起こす抗コリン剤という過活動膀胱の治療薬群です。
また軽い頻尿には塩酸フラボキサート(商品名:ブラダロン)処方されることもあります。さらに少量の抗うつ剤は、夜尿症や、過活動膀胱、腹圧性尿失禁、間質性膀胱炎など女性の下半身のトラブルに、第2選択薬として広く使われています。
尿失禁のために外陰部が赤くなっていたり、薄くなっていたりする場合は、女性ホルモンの外用薬を使うと腹圧性尿失禁の周辺症状として起こる頻尿や、外陰部の不快感に効果が見られます。薬局で購入できる市販の女性ホルモンクリームとしてはバストミンがあります。
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『尿もれや頻尿で悩んでいませんか?|LCカラダ相談室(尿漏れ)』についてのコラム。その他、LCカラダ相談室に関しての記事もあります。みんなはどんな恋愛・Hしているの?知りたかったけど人には聞きにくいセクシャルな悩みや話題をご紹介。恋愛アンケートや恋愛心理テストなども。尿漏れについての記事です。