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恋愛コラム 山本尚恵さんの不妊コラム

排卵日だけセックスしても妊娠しない3つの理由とは?

2014.11.20

「排卵日にはセックスしてるから大丈夫!」ではない

窓際のカップル

初回に「夫婦のセックスレスが不妊の理由のひとつ」というお話をしましたが、そんな中「排卵日だけはセックスしているから、うちは大丈夫です」と話すご夫婦がいることを聞いて、びっくりしました。

たしかに、排卵日に合わせてセックスをしないと妊娠しません。しかし、それは「排卵日にだけセックスをしていれば妊娠する」ということではないのです。 そこで今回は「なぜ、排卵日だけのセックスで妊娠しないのか」について解説していきましょう。

排卵日当日ではなく、前日か前々日がベスト

排卵日だけのセックスで妊娠しない理由のひとつめは、日にちの違いです。最近この話題が取り上げられることが多くなったので、ご存知の方もいるかと思いますが、実はもっとも妊娠しやすいのは、「排卵日当日ではなく、その前日、もしくは前々日」です。これについては、はっきりとした研究結果が出ているので明らかです。

ではなぜ、排卵日の前にセックスしたほうが、妊娠しやすいのでしょうか。その理由は、言わずと知れた卵子にあります。卵子は、卵巣から排卵された直後から劣化が始まります。老化したうえに、さらに劣化がおこる…私たちの卵子はナイーブな存在です。ですから、排卵の前にセックスをして、受精が行われる卵管膨大部に卵子が移動した時には、すでに精子が待ち受けている状態のほうが妊娠しやすいといえるのです。

ちなみに、卵子の寿命は排卵してから6~36時間ほど、精子の寿命は2~数日といわれています。どちらも個人差があり、卵子は老化とともに寿命が短くなります。精子の場合、長い人だと1週間ほど生きるという驚きのデータもあります。

定期的なセックスが排卵リズムを整える

排卵日だけのセックスで妊娠しない理由、その2つめは、排卵リズムの違いです。 定期的なセックスは、女性の心と体に安定をもたらすといわれ、それにより生理周期や排卵のリズムが整うといわれています。そうして地道にリズムを整えていくことが、結果として妊娠力を高めることに繋がります。排卵日をねらって、1~2回セックスしたからといっても、そこに妊娠できる能力のすべてが込められるわけではないのです。

それに、どれだけ基礎体温を計り、生理日を記録していても、排卵のリズムはちょっとしたことで変わります。 たとえば、「今日は絶対大丈夫!」という日に避妊せずにセックスをしたことで、期せずして妊娠してしまったという話を聞いたことはないでしょうか?それは、排卵のリズムが何らかのきっかけで変わってしまったことに起因します。女性の体はとてもデリケートです。それゆえ、本当に些細なことでバランスが崩れてしまうことも多く、それが妊娠の妨げになっている場合もあります。もしかすると、「排卵日だから」という気持ちがストレスとなり、排卵リズムを乱している可能性もないとはいえません。

なお、病院ではタイミング法の指導を行う際、基礎体温と生理日のほかに、超音波検査や黄体ホルモンの濃度の検査を行うことで、より正確な排卵日を予測します。排卵日が安定せずに悩んでいるという人は、この機会に受診してみてもよいでしょう。

「妊娠しなければ」というストレスが妊娠を妨げる

下着姿の女性

さて、排卵日だけのセックスで妊娠しない理由、その3つめは、先ほども少し触れましたが、「排卵日なんだから妊娠しないと!」と、自分で自分にプレッシャーをかけていること、すなわちストレスが挙げられます。

「ストレス」は本当にあなどれない存在です。特に、「妊娠したい」という気持ちは無意識のうちに存在するので、それをコントロールするのは至難の技。というより、ほぼ無理です。 排卵日にだけセックスをすると、その気持ちがあまりに強くなり過ぎて、ストレスになっている可能性があります。定期的なセックスには、そうした気持ちを分散させる役割もあるといえます。

セックスレス状態だったり、排卵日しかセックスしていなかったりする場合、女性は「この状態を何とかしたい!」と思うあまり、セックスという行為そのものを重く捉えてしまいがちです。きっと、根が真面目な人が多いのでしょう。しかし、女性の側が構えてしまうことで、それが男性にも伝わり、セックスしにくい状況を作っている可能性もあります。 一度肩の荷を下ろして、素直な気持ちで向かってみてはいかがでしょうか。旅行に行くなど、いつもとは少し違う環境を作ってみるのも、ひとつの手かもしれませんよ。

なお、女性が無意識に出している「妊娠したい!」という強すぎる気持ちが、実は不妊の一因になっている場合もあります。それについては、次回のコラムで詳しくお話ししたいと思います。

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山本尚恵

山本尚恵

PR会社、マーケティングリサーチ会社、モバイルコンテンツ制作会社などでの勤務を経て、2009年よりフリーランスのライターに転身。
おもに妊娠や不妊に関する執筆を手がけ、医師や専門家への取材も多数。2014年4月に発売された「不妊治療ステップアップベストガイド」の執筆を担当。

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