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恋愛コラム LCカラダ相談室、ドクター関口がお悩みにアドバイス

月経痛で悩んでいる方へ

2008.07.16

月経痛の治療

月経痛を、慢性骨盤痛症候群に進行させないためには、どうしたらよいでしょうか? 一番大切な原則は、“痛み”を我慢しないということです。“痛み”は、放置するとどんどんひどくなる性質があり、ひどくなると鎮痛剤がききにくくなります。

よって月経痛を感じたらがまんせず、早めに鎮痛剤を飲むことが重要です。そして鎮痛剤では、痛みをコントロールできなくなったら、積極的に、漢方薬で冷えやお血などを治療し体質改善したり、低用量ピルで排卵を抑えたりして治療を行う必要があります。

西洋医学的治療

1:鎮痛剤、80%の方に効き、月経出血が始まったら直ちに服用開始した方が有効です。月に2.3日程度の内服なら心配せず快適に毎日をすごせるでしょう。

2:低用量ピル、子宮内膜増殖を抑制しプロスタグランジンを低レベルで維持します。月経量を少なくし、周期の調節もできます。

生理痛/漢方/体を温めて

最近では内膜症の治療の1つとして使われることも多くなりました。副作用として浮腫、吐き気、不正出血などが医師と相談しながら服用する必要があります。

3:GnRHアナログ療法、子宮筋腫や内膜症の方の治療として使われます。約半年低エストロゲン状態にして閉経のような状態にし、その間の月経はなく、過多月経による貧血改善、筋腫や子宮内膜症の病変部分の縮小させる働きがあります。点鼻薬や注射があります。副作用ではのぼせ、多汗、頭痛、肩こりなどがあります。

4:筋腫や内膜症は程度、大きさ、部位により出現する症状も違い手術が必要な方もいます。血液検査やMRIなどの画像診断でどの治療法が一番適しているか医師と相談しましょう。

東洋医学的治療

月経痛には、前述のように子宮内膜症や子宮筋腫などが原因で起こる器質性の痛みと子宮の収縮が強すぎるために起こる機能性の痛みがありますが、漢方薬は、この機能性の痛みに特によく効くことがわかっています。

月経痛に効く漢方薬の代表は、“芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)”です。子宮の収縮を少し和らげる働きがあります。筋肉痛やいわゆる腹痛にも有効です。

月経の始まる前の日から飲み始め月経痛のひどい時期だけ飲みます。月経が不順な場合は、月経がはじまったらすぐに飲み始めても効きます。

淤血(骨盤内の血のめぐりの悪さ)をとる薬―駆淤血剤―の代表は、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、加味逍遥散(カミショウヨウサン)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)の3つです。その人の証や月経痛以外の症状も考慮しながら、漢方薬を選びます。

細身で体力がなく(虚証(きょしょう)、冷えてむくみやすい人は当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、疲れやすく、気分不安定な人は加味逍遥散(カミショウヨウサン)、がっちり型(実証(じっしょう)でのぼせを伴うような人は桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)がお勧めです。

そのほかに、虚証で胃腸が弱く、乾燥肌なら温経湯(ウンケイトウ)、体力は中くらい(中間証)で、腰痛、関節痛を伴うものは五積散(ゴシャクサン)、皮膚の色艶が悪くのぼせ気味の人には温清飲、実証でのぼせ、便秘を伴う場合は、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)などを用います。

これらの漢方薬を、ふだんから飲んでおくことで、月経痛を軽くすることができます。

生活改善

全ての治療の前提条件として、最も大切なのは、生活改善と食事改善です。過労、かぜのあと、急に冷えたとき、対人関係ストレスが増えたときなどに、特に月経痛を強く感じてしまいます。

ふだんから、十分な睡眠やバランスのよい食事、適度な運動を心がけましょう。体が冷えることによっても症状は悪化しますので、日頃から冷え対策をしておくといいでしょう。
アルコールや、カフェイン、柑橘類や唐辛子料理などの刺激物、チョコレートなどの豆加工品なども痛みを助長するので、“痛み”のある時期は避けたほうが無難です。

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関口由紀

横浜元町女性医療クリニック・LUNA理事長

1989年 山形大学医学部卒業。横浜市民病院臨床研修医を経て、1991年 横浜市立大学医学部泌尿器科助手。

その後横浜南共済病院、横浜市立港湾病院、横浜市立市民総合医療センター勤務を経て、2007年 横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学修了、客員准教授となる。

2009年 日本大学大学院グローバルビジネス研究科(MBA)修了
現在、横浜市立大学医学部付属病院で、女性泌尿器科外来を担当。
漢方に関しては、1994年より漢方の大家、丁宗鉄先生に師事し研鑽を行う。
2000年4月 日本東洋医学会専門医取得。
2004年4月 日本東洋医学会指導医認定。
2005年4月 横浜元町女性医療クリニック・LUNAを開設。
2007年3月 医療法人 LEADING GIRLSとして、新たなる出発。
2008年6月 婦人科を分院し、女性医療クリニックLUNA・ANNEXを開設。
2009年5月 骨盤底トレーニングンターとして、併設していたLUNA治療院を拡大。

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