同棲前と後のセックス頻度
2015.05.22
同棲をすると結婚に意欲的でなくなる、セックスレスになる、という説があります。 同棲と結婚とでは、形式的には入籍しているかいないかの違いでしかありませんが、 同棲の実態とそれがもたらす意識の変化について調べてみました。

同棲直後のセックスは5割が「増加」
アンケート回答者の同棲期間をみると、女性の7割が同棲期間1年以下と、女性の方が短期指向でした。
特徴的なのは、「大幅増」が女性で最も高く32.2%、男性でも30.2%であるのに対し、「変化なし」と回答した男性も31.7%みられることです。
受け入れる側の性である女性の方が「直後のセックスの回数が増えた」という印象を強くもっているようです。
女性の方がセックス回数に敏感?

同棲後半年以降のセックス回数をみると、女性は「減少した」と感じ、男性は女性ほどの違いを感じていない、という傾向がみられます。 性に関して、女性は構造的にも受動的な質であるので、セックス回数の増減には敏感で、それにより彼の愛情を推し量っているところがあるのかもしれません。
男性は幸福感と愛情の度合いが上昇
一方で、好きな女性との共同生活は、男性に幸福感と彼女に対する愛情を増加させるようです。この傾向は女性よりも男性で顕著です。女性との生活は、男性のメンタル面に安心と安定をもたらすのでしょう。
女性の方が受け身的に同棲を経験?

男性の6割が「結婚を見据えて同棲した」と回答しているのに対し、女性では「相手が望めば結婚したい」「結婚はまだ考えていなかった」といった回答が男性より目立ち、当初は男性の方が、結婚に対して若干前向きだった印象も受けます。
男性は、将来的な結婚を視野において同棲するものの、彼女との生活に安住し、「しようと思えばいつでもできる」と、結婚に踏み切る意欲が減退していくのかもしれません。 同棲生活をスタートするにあたり、ふたりの意識や目的を明確にしておきましょう。つまり「こういう流れになった場合は、同棲を解消する」ということを話し合い、共通の認識としておくのです。
結婚したいのか、結婚しなくてもずっと暮らしたいのか、同棲生活を通じて何を確認したいのか…。ただ何となく、一緒に暮らしているだけの未来にならぬよう、意識にメリハリをつけることも大切ですね。