セックスレス、産後の女性の本音とは?
2009.08.04
「妊娠からセックスレスに陥る」場合

前回に引き続き、私の相談所への問い合わせが多いセックスレスタイプより、順を追って説明していきます。
◆◇タイプ2
妊娠中、あるいは産後の妻が拒否する。
産後は育児に振り回され、復活タイミングがわからないまま
うやむやになって2年経過。
子育て夫婦にはありがちなセックスレスタイプです。
妊娠中の女性の身体はこれまた不思議。
つわりがおさまらない方もいれば、食欲・性欲旺盛で、通常時より元気という方もいます。
私の場合は、睡魔が襲ってきて1日中布団の中で寝ていました。
月経痛についても、ある人ない人さまざまですが、妊娠中の体調ほど個人差が激しいものはないでしょう。
オススメ!!妊娠中のセックスレス対策

さて、つわりがひどい女性は、妊娠中はセックスどころではありません。
おなかがすけばムカムカするし、歯を磨こうとすると吐き気が襲う。この気分の悪さはいつまで続くの…と憂鬱に。
「男はいいわね、こんな苦しまなくていいんだから」
と、変な恨みを抱いたりします。
かといって、夫の性欲を放置しておくとエライことに。
妻の里帰り中に魔がさして、繁華街へ繰り出したり、昔好きだった彼女に4年ぶりに電話してみたりと「男とはかくも弱い者なり」というトホホシーンにぶち当たります。
妊娠中でも、胎児が安定したとお医者さんに言われ、気分がいい日には、手やお口で風俗ごっこをするくらいの余裕を持ってください。
こんな機会でしか言い出せないローションプレイもおすすめです。ローションを自分のボディに塗って旦那さんにからみつく、あるいは太ももに男性器をはさんで、キュキュッと精子を搾り出す。
お医者さんによっては「挿入も大丈夫!」とアドバイスされる先生もいます。ただ、腟炎などの病気に注意しなければいけないので、私は推奨していません。医師の意見に従って、正しい妊娠中のセックスを続行してください。
以前も書きましたが「挿入=セックス」にこだわらなくていいのです。夫との愛の触れ合いを途絶えさせないことが目的です。
セックスレス、産後の女性は「聖母マリアさま」!?

産後はこれまた「したくない」女性が増加します。
まず、お産で傷ついた腟が癒えていないので痛い。会陰切開のあとがひきつる。難産だった場合、苦しいイメージが先行して挿入が怖い。
そしてあなどれないのが母性の出現。
産後は赤ちゃんがかわいくてかわいくて、神聖なものに見えます。
自分は聖母マリアさま。
うるわしい赤ちゃんが通ってきたところに、男性器が挿入されるなんて不潔と思う方もいるのです。
おっぱいもそうです。
授乳中は、夫に乳首を舐められるのがいやだという方も少なからずいます。消毒用脱脂綿で乳首を拭いて授乳する潔癖タイプのママたちは、夫が
「俺もオッパイ舐めたい」
と乳首めがけて顔を近づけると、ピシっとビンタ。
男性読者さん、産後の女性は、赤ちゃん第一と考えておくといいですね。そして「いつからエッチ(セックス)していいの」と待っている夫に「まだよ、まだよ」と断り続けているうちに、夫もあきらめてきて、産後のセックスレスになってゆきます。
お医者さまは1ヶ月検診で問題なければ再開の許可を出されますが、1ヶ月ではまだ痛みを感じる人がほとんどです。濡れ方も正常値まで戻りません。
自分の手で触って痛みを感じなくなるまでは、妊娠中同様、挿入以外のセクシャルコンタクトをひねり出しましょう。痛いのに無理してセックスしていると女性の方がセックス嫌いになってしまいます。