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恋愛コラム 性の扉~性にまつわる噂のウソ・ホント~

セックスで「がん」までうつる心配はない!?性の噂の嘘・本当

2015.09.25

セックスで「がん」までうつることはない!?

カップル

ここ数回、性感染症について取り上げたため、「だいぶ詳しくなった」という人もいるかもしれません。セックスには、たとえ挿入を伴わなくても性感染症に感染するリスクがあります。

性感染症のリスクをお話ししたのは、「性感染症になると大変だから、なるべくセックスせずにいましょう」というナンセンスなことを言いたかったわけではありません。セックスには、好きな人とのコミュニケーションという素敵な意味がある反面、リスクもあることを知っておいてほしかったのです。

さて、連載の最終回である今回取り上げるのは…すみません、またもや病気のことです。セックスで性感染症はうつっても、がんまではうつることがない。そう思っている人は要注意ですよ。

子宮頸がんはセックスでうつることもある

「ヒトパピローマウイルス」という言葉を聞いたことがありますか? 一度耳にすると記憶に残りやすい言葉なので、「なんか聞いたことあるかも…」という人も少なくないかもしれません。

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは、子宮頸がんの原因となるウイルスです。とは言っても、HPVに感染=即、がんになるというわけではありません。HPV自体はどこにでも存在するウイルスで、しかも、ひとくくりにして「HPV」と呼んでいますが、たくさんの種類があります。

多種あるHPVのうち、ほとんどは無害なものの、特定の種類のHPVに感染し続けると、がんになることがわかっています。HPVが原因となるがんはいくつかあり、そのうちもっとも関連が深いのが、子宮頸がんです。そして、子宮頸がんを引き起こすHPVは、セックスでうつってしまうことがあるのです。

子宮頸がんとは

女性

子宮頸がんとは、子宮の入り口付近にできるがんのことです。俗に「子宮がん」と呼ばれるがんには、この子宮頸がんと、子宮体がんの2種類がありますが、2つのがんは、性質がまったく異なります。

・子宮頸がん
子宮の入り口付近にできるがんで、おもにウイルス(HPV)が原因でおこる。セックスを媒介してウイルスに感染することが多く、若い人でもがんになることがある。

・子宮体がん
子宮の本体にできるがんで、細胞の一部ががん化することでおこる。年齢が上の人がかかることが多い。

どちらも症状が進むと、子宮を失ったり、場合によっては生命に危機が及んだりすることもあります。

子宮頸がんがやっかいなわけ

さて、今回のテーマである子宮頸がんの話に戻りましょう。 「セックスでうつる」と聞くと、「たくさんセックスして遊んでいる人じゃなければ問題ないでしょ」と思うかもしれませんが、そうではないところが子宮頸がんのやっかいなところといえます。子宮頸がんには、以下のような特徴があります。

<子宮頸がんのやっかいな特徴>
・がんがうつるのとセックスの回数とは無関係
・コンドームだけでは予防できない
・自覚症状がないことが多い

たとえ1人としかセックスしていなくても、その相手が偶然、子宮頸がんの原因となる種類のHPVを持っていれば、がんがうつり、発症してしまう可能性があるのです。 また、HPVは性器周辺だけでなく、太ももやお尻など広範囲にわたり存在するので、コンドームをつけたからと言って100%予防できるわけではありません

さらに、自覚症状がない場合が多く、がんになっていることに気づくのが遅れてしまうこともあります。

検診、ワクチンで予防と早期発見を

女性

セックスでうつる(しかも回数は無関係な)上、コンドームでも予防できない、しかも、がんになっていることがわかりにくいなんて、「子宮頸がんに立ち向かうすべはないということ?」と、やけになってしまうかもしれませんが、安心してください。子宮頸がんを防ぐ方法は存在します。

子宮頸がんを予防するための方法、その1つめは、「毎年必ず検診を受けること」です。たとえば「誕生日が来たら検診をする」というように、毎年日にちを決めて検査を受けましょう。今は厚生労働省の取り組みにより、20歳を過ぎると5年に一度、無料で子宮頸がん検査を受けることができます(お住まいの自治体から案内が送付されます)。それが届いた年齢から、毎年の検診をスタートする、というのもよいでしょう。

そして、子宮頸がんにはワクチンが存在します。子宮頸がんワクチンには、副作用が多少あったり、ワクチンを接種してもすべてもHPVの感染を防げなかったり、しかも保険適用外だったりという問題はいくつかありますが、効果があることはたしかです。

子宮頸がんは、普通に過ごしているとわかりにくい病気ですが、検査やワクチンで予防や早期発見をすれば、決して怖い病気ではありませんよ。

セックスは素敵なこと! だからこそ、正しく知っておいてほしい

これまで、セックスに関するさまざまな噂や都市伝説の扉を開けてきました。ですがそれは、セックスに関するリスクを伝え、いたずらに怖がらせることが目的だったのではありません。

セックスや性、生理に関することは、とても大切なことです。ですが。私たちは、家庭でも学校でも、そのことについて正しい知識を教えてもらう機会に恵まれていないことがほとんどです。

大切なことなのに、正しく教えてはもらえない。それはとても困りますよね。だからこそ、今回こうして、リスクも含めて解説をしたというわけです。

セックスは、愛する人とのコミュニケーションを図れる、素敵なことです。よくわからないうわさやデマに惑わされず、正しい知識を持ち、自分と相手の体を思いやりながら、素敵なセックスライフを送ってください!


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山本尚恵

山本尚恵

PR会社、マーケティングリサーチ会社、モバイルコンテンツ制作会社などでの勤務を経て、2009年よりフリーランスのライターに転身。
おもに妊娠や不妊に関する執筆を手がけ、医師や専門家への取材も多数。2014年4月に発売された「不妊治療ステップアップベストガイド」の執筆を担当。

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