セックスで濡れにくい原因と対策?女医が教える濡れやすくなる対処法

2015.03.16

「いつもと同じセックスなのに、なんだかいつもより濡れないなぁ」と感じたことはありませんか?「いつもより濡れないと感じる日はありますか?」とアンケートを行ったところ、なんと、80%近くもの女性が、「ある」と答えました。その対処方法は、ラブコスメを使ったり、早く終わるようにしたりとさまざまですが、濡れない時に一番気になるのは、パートナーの目線ではないでしょうか。拒絶しているわけではないのに、パートナーをがっかりさせてしまうんじゃないか、と不安になる女性は多いです。
なぜ、いつもよりも濡れない日があるのでしょうか。今回は、その原因と対策についてお話します。
【女性に質問】いつもより「濡れない」と感じる日はありますか?
回答時期:2014.08.18〜2014.08.29|238名が回答
ある |
(186)
|
---|---|
ない |
(52)
|
「濡れない」と感じる日はどのように対処しますか?
»『ある』と答えた方のコメントを見る»『ない』と答えた方のコメントを見る
疲労がたまっている
疲れがたまっていたり、ストレスがたまっていたりすると、どうしても濡れにくくなってしまいます。特に、他に何か気になることがあるときは、いつもより濡れるのに時間がかかったり濡れなかったりすることがあります。
これは単純に、疲労やストレスから、性欲よりも「体を休めたい」という欲望のほうが勝ってしまい、セックスをする状態に体のコンディションが整わないせいです。「濡れる」というのは、物理的刺激によって膣内に分泌液が分泌されて起こるのですが、単に物理的刺激だけではなく、性的興奮を起こす指令が脳から出る必要があります。もしかしたら濡れにくいときには、あなたの脳は、「今日はセックスはお休みしましょう」と合図を出しているのかもしれません。
寝不足が続いている、お腹がすいている
寝不足が続いているときにも、やはり濡れにくくなってしまうようです。よく、三大欲求は「食欲、睡眠欲、性欲」と言いますが、これは、「生命がこの世に存在してそして永続していくために必要な欲求」のことです。そして、この三大欲求の中でも、特に生命維持に関係している食欲が満たされていなかったり、生命維持の危機にも関わる睡眠が満たされていなかったりするときには、直接生死にかかわらない性欲は後回しになってしまいます。パートナーとセックスして、愛情を確認し合いたいという気持ちはあるけど、性欲はあと回しでいいと脳の中で判断されて、結果的に「なかなか濡れない」という状態になってしまうというわけです。
この場合には、まずはきちんと食欲を満たしてあげたり、寝不足を解消する必要があります。物理的刺激によって濡れてきたとしても、逆にストレスをためてしまう結果になったり、十分に濡れないまま挿入することで、セックス時に痛みが伴ったりすることもあります。そういう時は、無理をしないことが一番です。食欲と睡眠欲をしっかり満たしてあげて、それからセックスに臨むようにしてくださいね。
慢性的な水分不足も原因になりうるかも
人間の体の70%は、水分でできています。慢性的に、摂取している水分が少ないと、さまざまな体の不調につながります。クスミや血行不良だけではなく、ムクミも、水分摂取量が少なく代謝が低下していることによるといわれています。
水分不足の場合は、「今日は特別濡れない」というよりは、常に、濡れにくかったり、濡れたとしても分泌液の量が少なくて痛みを伴ったりしてしまう可能性があります。セックスのためだけではなく、美容と健康のためにも、しっかりと水分を摂るようにしたほうがよさそうですね。
いかがでしたか?濡れないことにはさまざまな原因がありますが、実はどれも、少し自覚しにくいものかもしれません。明らかな疲れや寝不足、空腹がある場合は別ですが、自分では気づいていないストレスによって濡れにくくなったり、慢性的な寝不足に体が悲鳴を上げていることに、感覚がマヒして気づかなくなったりしているということもありえます。
何をしても濡れないというときは、無理をするのではなく、少し肩の力を抜いてリラックスして、しばらく経ってから試したほうがいいかもしれません。
▼ライター:山下真理子さんプロフィール
女医、タレント/山下真理子先生
岡山県出身。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。
著書に「あなたの魅力が10倍増すセックス」「夜のお悩み相談クリニック」の他、写真集「診て感じるクリニック」がある。
ファッション誌やラジオ番組、バラエティ番組にも数多く出演。
⇒山下真理子さんの記事一覧
関連ページ
関連ワード

