旦那の帰宅を「待つ妻VS先に寝る妻」結婚生活の満足度は違う?

2014.08.05

「オレより先に寝ても、オレより後に起きてもダメだぞ」という考えが主流だった時代がありましたが、今では「亭主関白」という言葉自体、めったに聞かなくなりましたね。この平成の時代において、夫の帰りを待ち、夫が寝たのを確認してから眠り、朝は先に起きて準備するという妻の割合はどれくらいなのでしょう?
今回は既婚女性に実施した『旦那さんの帰宅が遅いとき、起きて待っていますか?先に寝てしまいますか?』というアンケートをもとに、夫の帰宅を“待つ妻”VS“先に寝る妻”それぞれのコメントをご紹介しつつ、結婚生活の満足度など考察していきます。
【既婚女性に質問】旦那さんの帰宅が遅い時、起きて待っていますか?先に寝てしまいますか?
回答時期:2014.06.10〜2037.07.22|119名が回答
起きて待ってる |
(73)
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先に寝る |
(46)
|
その理由を教えてください
»『起きて待ってる』と答えた方のコメントを見る»『先に寝る』と答えた方のコメントを見る
旦那さんが帰宅するまで起きていますか?
仕事や家事、そして育児に忙しい既婚女性へのアンケート。『旦那さんの帰宅が遅いとき、起きて待っていますか?先に寝てしまいますか?』と質問したところ、「起きて待っている」と答えた女性の割合は58.6%、「先に寝る」と答えた女性は41.4%でした。
既婚女性といっても専業主婦とフルタイムで仕事をしている人、子育て中の人と夫婦2人で生活している人、職種や帰宅時間によっても違いはあります。それぞれの特徴をまずはチェックしていきましょう。
起きて待っている派の女性の特徴
「駅からの交通手段がないので迎えに行くから。帰宅して出迎える人がいないと寂しいし」、「電車通勤のため、駅まで迎えに行くから」など、迎えに行かなければ旦那さんが帰宅できないというケースや
「夜12時まで起きて待っていますが、12時を過ぎたら先に寝ます(笑)」、「日付が変わるまでは待ってみる。“おやすみ”を言いたい」など、24時を区切りに、24時までは起きて待っているというコメントが目立ちました。毎日のことなので、2人の中で自然にルールのようなものができていることもあるでしょう。
目立ったのは、「会えないで1日が終わると寂しいから」という少しでも顔を合わせて話がしたいという意見。「食事を温めなおすのは結婚前からのことで今さらやめられないし、会話をしないと1日何も話さずに終わるので」という、食事をしてもらうためというコメント。「放っておいたら、ご飯を食べない」という旦那さんもいるようで、2人のあいだで遅くても待っていて食事を用意するというのが習慣になっているようです。
先に寝る派の女性の特徴とは
大きく分けると、「翌日の仕事に差し支えるため」、「子どもを寝かしつけるので一緒に寝る」という、仕事と育児のためという2つのパターンに分かれます。
「翌朝早いので」、「子どもに母乳を与えた後、眠れるときに寝ておかないと怒りっぽくなってしまうので」など、無理に相手の帰宅時間に合わせることで仕事や日常生活に支障が出る場合もあるでしょう。また、結婚したばかりの頃は遅くまで起きてまっていたけれど、子育て中であること、旦那さんの帰宅時間が決まっていないことなどの理由も挙げられました。
「起きて待っている」派の女性の多くが、「会えないと寂しい」と書き込んでいましたが、「先に寝る」派の女性には「夫が“待っていてほしい”とか、言わない人だから」というコメントもあり、“かまってほしい”タイプの夫でないことも理由の1つに加えられます。
それぞれの幸せな夜の過ごし方
毎日、少しでも2人の時間を持ちたい、会話することで安心したいという夫婦もいれば、お互いの健康や仕事のために睡眠を優先しようという夫婦もいます。
「眠そうなのに、無理して待っていなくてもいいよ」と考えるタイプの夫か、「眠いのに待っていてくれるのは愛されている証拠だ」と考えるタイプの夫かによっても、対応は違ってきます。
「待っていないと寂しいだろうから」と一生懸命待っているのにもかかわらず、疲れきって帰ってきてあれこれ質問攻めにあったら、不機嫌になる男性もいるでしょう。自分にとって嬉しいことが相手も同じように嬉しいとは限らないので、当たり前だと思っていることを時には考え直してみる必要があります。
また、「会えなくて寂しいから待つ」という想いは、自分が理想とする結婚生活を守りたいという強い気持ちの表れでもあるようです。夫婦の会話を増やして、良妻であることを確認することが幸福度を高めることであると考える女性。それぞれの仕事や生活を大切にして、不満を減らして笑顔を増やすことが幸福度を高めることだと考える女性。どちらの幸福に向かうかは、その夫婦によって違ってくるのです。
いずれにしても、日常の忙しい合間に夫婦の会話を持とうとするのは大変なこと。お互いの負担を減らして、一緒にいる時間を増やす工夫が求められます。そして、良質な睡眠を確保することも大切です。
遅い時間に帰宅する旦那さんと一緒に軽く何かを口にする人も多いかもしれませんが、できれば食事は就寝の3時間前に済ませておくほうがいいようです。寝る直前までスマホやパソコンの画面を見るのは避けて、軽いストレッチで体をほぐしておくとグッスリ眠れます。お気に入りの香りや着心地のいいパジャマなどにこだわってみるのもおすすめです
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▼ライター:石田陽子さんプロフィール
恋愛ライター、恋愛評論家。「恋愛」をテーマにさまざまな情報を発信。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット、フリーマガジン等の取材多数。著書に「結婚したいと思わせる女になる」等。
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