後悔先に立たず…結婚前に話しておくべき3つのポイント

2012.11.05

お付き合いが深まると、自分の価値観や人生に求めるもの、パートナーとどんな関係を築いていきたいか、といったことなどを、相手と突っ込んで話さなくなる…そんなことはありませんか?「相性がいい」と感じるからこそ、交際が継続したり、結婚を考えたりするケースが多いため、「細かなコミュニケーションを取らなくても、きっと相手には分かるはず」と、心のどこかで思うようになるのかもしれません。
【既婚者に質問】結婚をする前に話し合っておけばよかったと思う事はありますか?
回答時期:2012.09.14〜2012.09.21|119名が回答
ある |
(72)
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---|---|
ない |
(47)
|
具体的にはどのようなことですか?
»『ある』と答えた方のコメントを見る今回、ラブリサーチでは既婚者を対象に「結婚をする前に話し合っておけばよかったと思う事はありますか?」というアンケートを実施しました。結果は、「ある」が57.7%、「ない」が42.3%でした。2人に1人以上が、「結婚する前に話し合っておけばよかったな…」と思った経験を持っていることになります。「ある」と回答した方に、話し合っておけばよかったことをお聞きしました。
【1位】預金や借金、お金の管理
「旦那が通帳持ってるから、お金欲しいときに言えない」「お互い仕事をしていたので、財布は別々という感じになってしまったから…、最初からアタシが握ればよかったかな…」「専業主婦するかしないか。専業主婦のときのお小遣い。小さなことまで決めておくほうがよい」「借金があるか、する人か」などたくさんの意見がありました。
金銭感覚のズレは、大金持ちならばともかく、ストレスの大きな要因となります。目的により、どこからお金を支出するか、それぞれの小遣いの金額をどうするかといったことも、結婚してから不公平感が生じないように話し合っておきましょう。
【2位】親との同居問題や親戚との付き合い方
「親戚との付き合い方や、田舎では近所付き合いもあるので、もう少し、しっかり行事や家々の決まりごとなど、話し合うべきでした」「同居の決まりゴト。二世帯住宅ではないので、義母との生活がなかなか…。もちろん住んでみないとわからないので仕方ないのですが…」「これからの住まいをどうするかについて。自分たちで購入するのか、ゆくゆくは親と住むのか、またそのことはお互いの親も納得しているのか」など。
親や親戚は、自分とパートナーという結婚の当事者ではないので、何を考えているのか、今後どういう付き合いを望んでいるのか、結婚前に言っていたことを後に撤回する可能性はどれくらいか、といったことを把握しづらいものです。ゆえにパートナーとの結婚後の生活に直結する重要なファクターなので、億劫がらずに話し合っておくことが肝心です。
【3位】子どもを作るか否か等、性生活
「子どもが生まれてからの性生活のこと」「セックスの相性」「家族計画」など、何をどう話し合っていったらいいかが難しいテーマではありますが、率直に意思を伝え合える関係性であることが、充実した結婚生活を送る上では大切です。
世の中にはいろんなカップルがいらっしゃいますが、外側から見えないところでは、コミュニケーションが不足していたり、分かり合えていなかったりで、悩みを抱えているケースが少なくないものと思われます。これから結婚をする2人はもちろんのこと、既に結婚をしている人たちも、折に触れ、お互いの考えや気持ちを理解し、歩み寄る機会を持つと良いのではないでしょうか。
▼ライター:阿部あつこさんプロフィール
東京女子大学文理学部心理学科卒業。視聴率調査会社、生活心理研究所、コンサルティング会社、専門学校講師を経てフリーランスに。
1999年に事業を法人化し、 有限会社ソーシャルマーケティングハウスプルートを設立(その後、組織変更に伴い株式会社ソシオトープに社名変更)。
2011年、株式会社ソシオトープの代表取締役を退任し、再びフリーランスとして活動を開始。
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