「奥様ED」「彼女ED」…陥らないためのマル秘対策術

2016.04.22

ラブヘルスカウンセラーというお仕事柄、男性から「嫁だと勃たないんだよね」という声をよく聞きます。いわゆる『奥様ED』です。同じように『彼女ED』も存在します。こうなってしまうと挿入できずに終わるセックスが続き、お互い「自分が悪いんだ…」と自信をなくし、それがEDに拍車をかけてしまいます。
ラブリサーチでは、女性にアンケート『セックスの際「なかなか勃たず挿入できなかった」経験はありますか?』を実施。これに対し、「はい」と答えた人は61.0%でした。半数以上の女性が彼のペニスが勃たなかった経験をしています。ちなみに私も経験ありです。今回は奥様EDや彼女EDの原因と、解決へのアプローチを探っていきたいと思います。
【女性に質問】セックスの際「なかなか勃たず挿入できなかった」経験はありますか?
回答時期:2015.06.11〜2015.06.19|144名が回答
はい |
(91)
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---|---|
いいえ |
(53)
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【はいと答えた方】その時どのように対応しましたか?詳しく教えてください
»『はい』と答えた方のコメントを見る
「奥様ED」「彼女ED」って?
奥様や彼女など、男性にとって特別だけど慣れ親しんだ女性に対し、勃起しなくなってしまう現象のことを指します。原因は奥様や彼女がいるという環境やセックスへの慣れだと考えられています。 男性は種の保存のため、遺伝子を撒き散らす必要がありました。一人の女性と複数回セックスをするより、たくさんの女性と1回セックスをする方が、男性の本能的には自然なことなのです。ですから特定のパートナーと回数を重ねれば「奥様ED」「彼女ED」になってしまうのは、自然な傾向であると言えます。
解決へのアプローチ1:フェラ&手は控えて
男性は「セックス=挿入ありき」だと考えている人がとても多いです。この固定概念が、ただでさえ性的刺激を受けづらくなった奥様や彼女とのセックスにプレッシャーをかけます。 勃たない!?と思ったら、彼が望まない限り、女性からフェラをしたり手を使って勃たせようとするのは遠慮しましょう。勃たせなきゃ!と思うほどに勃起は遠くなります。素晴らしいコメントがあったのでご紹介しますね。
・「元々勃ったり入れたりが絶対的な目的じゃないから、あまり気になりませんでした。彼が『ごめん』とか言いましたが、私は『いいの』って言って抱きついたりキスしたりしてベタベタ甘えてました。彼も、自分が勃たなかった分、余計にいっぱい触ってくれたので幸せでした」
解決へのアプローチ2:狩られる女に変身!
ここからは意識をベッドから離しましょう。普段から慣れ親しんだ奥様や彼女をセックスシンボルに戻すためには、彼にもう一度「この人を狩りたい!」と感じてもらう必要があります。 セックスから離れた日常生活の中でも、お洒落やメイクを楽しみましょう。いかにもデートです!的なファッションやメイクが好ましいです。そしてそのまま、一人でお出かけしましょう。出かける先は女子会やショッピング、なんでも構いません。つまり「この子は、ほっといたら他の男に狩られてしまうのではないか!?」と感じてもらうことが目的です。自分が彼女を狩る必要性があることを彼に感じてもらうのです。
解決へのアプローチ3:彼をたくさん褒めて!
男性が自分に自信を持てるようになる一番の材料は「ほめ言葉」です。「とにかく褒めて欲しい」「好きな女性からは、たくさん褒めてもらいたい」これが男性心理です。 会話の所々で、「すごいね!」「さすがだよね!」と、彼を褒めましょう。彼の鼻はどんどん高くなって、自慢話を繰り返しますが、ここは辛抱! 自分に自信をつけてくれる女性は、男性にとってかけがえのない存在です。必然的に女性としても魅力や価値が高まり、慣れとは無縁の感情に包まれ、愛おしくてたまらない存在になります。
奥様EDや彼女EDを経験すると、その後自分からセックスに誘えなくなってしまう女性もたくさんいます。自分の責任だと感じてしまうのですね。しかしそうではありません。責任は脳の仕組みなのです。ですからあなたも「こんな時もあるよね」と流してしまいましょう。そして挿入を目的としないセックスを楽しめば良いのです。パートナーであるあなたの寛容な姿勢に、彼は癒され、そして癒しが勃起を促してくれますよ。
▼ライター:小室友里さんプロフィール
ラブヘルスカウンセラー。90年代を代表するAV女優として世界初のアダルトDVD作品を発売した。AV引退後は、舞台、海外作品を含む映画出演。ボーカリストとしても活動中。ライターとしてセックス関連のコラム、お悩み相談など寄稿。「セックスとはお互いを知ること」がモットー。
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