働く女性の目標?女性の管理職志向は高い?その理由は?

2013.08.21

夫婦共働きをすることが、珍しくない時代となりました。その一方で、若い女性では、専業主婦志向の人たちも増えている、という情報も耳にします。現在働いている女性たちのうち、管理職に就くことを目指しているのは、どれくらいなのでしょうか。働く女性たちに、「管理職になりたいですか?」というアンケート調査を行いました。
【働く女性に質問】管理職になりたいですか?
回答時期:2013.06.07〜2013.06.14|107名が回答
はい |
(36)
|
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いいえ |
(71)
|
その理由を教えて下さい。
»『はい』と答えた方のコメントを見る»『いいえ』と答えた方のコメントを見る
アンケートの総回答者は99名で、「はい」が28名で28.3%、「いいえ」が71名で71.7%でした。約3割の女性が管理職志向といえそうです。
★管理職志向が目立つのは30~34歳
「管理職になりたい」と回答した女性たちの内訳をみると、30~34歳の占める割合が高いようです。社会人になって10年前後、キャリアを積む/積まない、結婚をする/しない、子どもを産む/産まないといった、いくつかの選択を迫られるタイミングでもあります。「管理職になりたい」理由としては、「マネジメントが好き」「大きなことをするには、管理職の方がよい」「働くからには偉くなりたい」「実際になってみると、やりがいがあった」というように、仕事を通じて、成果を上げて行きたい女性たちが目立ちました。
★管理職になりたくない理由は「大変そうだから」
7割の女性が非管理職志向でしたが、まずは年齢の内訳をみると、20~24歳の“社会人なり立て女子”の占める割合が高くなっています。理由としては、「人の上に立つような性格ではないから」「残業代はないし、精神的にもキツイと、周りの管理職が愚痴っているので、生きていける収入があるならば、一生ヒラでいい」「人に指示するのが苦手」「家庭と仕事との両立が大変そう」「管理職になったとしても、子どもができたら続けていくことは難しいから」といったものが挙げられています。
管理職になると、部下の指導育成にも携わりますし、背負う責任も大きなものとなります。20代前半の女性は、将来、自分がそんな風になることを信じられないかもしれません。しかし30代前半に至ると、一部の女性たちではキャリア志向が強くなり、実際に管理職になってみて、以前のイメージとは違う魅力を、管理職としての仕事に見出す人たちも出てきます。
好むと好まざるとにかかわらず、女性も長きにわたって職業をもつ時代です。お勤めをしていると、続けるにせよ、辞めるにせよ、30代前半辺りで、今後の展望を持たざるを得ないのではないでしょうか。キャリアに対する考え方は、いろんな経験を通して変化していきます。現在は「管理職になんかなりたくない」と思っているあなたも、数年後のことはわかりませんし、変化に対して柔軟である方が、人生を楽しむことができるかもしれません。
▼ライター:井上あつこさんプロフィール
井上あつこ
マーケティングリサーチャー&潜在意識クリアリングカウンセラー。
東京女子大学文理学部心理学科卒業。認定心理士。
有限会社ソーシャルマーケティングハウスプルート、株式会社ソシオトープの代表取締役を経て、現在は、たらのいえ代表。

