【蔦葛物語】第10話 美斗能麻具波比(みとのまぐはい) ~後編~
「『古事記』に諾冊二尊が美斗能麻具波比(みとのまぐはい)を為し給へりと云ふ事あり。「美斗」は御所(みと)(寝室)にて、「麻」はうまく、「具波比」はくひあひ(交…
2001/01/01
「『古事記』に諾冊二尊が美斗能麻具波比(みとのまぐはい)を為し給へりと云ふ事あり。「美斗」は御所(みと)(寝室)にて、「麻」はうまく、「具波比」はくひあひ(交…
【蔦葛物語】第10話 美斗能麻具波比(みとのまぐはい) ~後編~
「『古事記』に諾冊二尊が美斗能麻具波比(みとのまぐはい)を為し給へりと云ふ事あり。「美斗」は御所(みと)(寝室)にて、「麻」はうまく、「具波比」はくひあひ(交…
2001/01/01
「吸茎」(きゅうけい)とは、フェラチオのことである。他に「口取り」、「雁が音」、「尺八」、「千鳥の曲」などとも言う。 日本でいつ頃からこの行為が一般化したの…
2001/01/01
基本的にワンルーム構造であった平安貴族の邸宅は、生活に便利なように、几帳をはじめとする、さまざまな屏障具(へいしょうぐ)で仕切って使われた。 屏風や障子(…
2001/01/01
平安時代の女性の装束と言えば、まずは「十二単衣」(じゅうにひとえ)を想像されるであろう。袴、単(ひとえ)、袿(うちき)、打絹(うちぎぬ)、表着(うわぎ)、裳(…
2001/01/01
「とりかへばや物語」とは、平安後期に成立した物語である。女性的な性格の男児と、男性的な性格の女児がいた。どちらが兄か姉かについての記述はないから、双子だったの…
2001/01/01
巴取りとは、現代で言うシックスナインのことである。二つ巴ともいう。平安時代には、すでにこの名が付いていたようだ。口を用いて性器を愛撫するかたちが発見されるとほ…
2001/01/01
文(手紙)のことを、消息とも呼ぶ。電話やメールのない平安時代、離れた相手に意志を伝える、唯一の方法が消息であった。 郵便制度も、もちろんないから、自分の召人を…
2001/01/01
平安時代の貴族階級では、実情としては一夫多妻であったが、制度的には一夫一妻であった。正式な婚姻は、双方の両親の話し合いで決められるのが普通であり、恋愛結婚は基…
2001/01/01
【蔦葛物語】第18話 御帳台(みちょうだい) 後編【蔦葛物語 第九夜】
御帳台とは、屋根のある、日本式の寝台である。屋根は障子で、床は畳、三方に几帳、正面に御簾が垂らしてある。 以前の回でも書いたが、高貴の女性が、この御簾を上…
2001/01/01
木の間より もりくる月の かげ見れば 心づくしの 秋は来にけり 詠み人知らずのこの歌は、月の美しさを歌った、最も早い時期の歌の一つである。「心づくし」とは…
2001/01/01